中級から学ぶ(Bài 12)

中級から学ぶ(Bài 12)


植木市(うえきいち)で有名な東京の浅草(あさくさ)で、若い主婦(しゅふ)、田川(たがわ)さんを偶然(ぐうぜん)見かけたのは、去年の夏のことだった。公園の木陰(こかげ)で白髪(しらが)の小柄(こがら)なおばあさんと楽しそうに話していた。おばあさんも田中さんもお互(たが)いにうれしそうだし、生き生きとしていた。次に二人を見たのは秋も終わるころで、二人はざんなんを拾(ひろ)いながら歩いていた。三度目に会ったときは、公園のベンチに腰(こし)を下ろして、池のコイにえさをやっていた。

「いいですね。お散歩ですか、お孫(まご)さんと」と話しかけると、おばあさんは、「いえいえ、この人はボランティアの田川さん。いつも連れてきてくれるんですよ。ここに来るとホットするもんだから」と答えた。

これがきっとけで、私はこの二人、山口(やまぐち)さんと田川さんと知り合いになった。八十五歳の山口さんは十年ほど前に御主人を亡(な)くしてから、ずっと一人暮(ぐ)らしを続けている。三人の子供たちはそれぞれ家庭を持ち、独立(どくりつ)している。時には訪(たず)ねてくれるが、山口さんは普段(ふだん)話相手がだれもいないのはやはり寂しいと思っていた。それに年を取ると買い物も大変だし苦手(にがて)な庭の手入れだって大変だ。植木に水をやってくれたり、近くのスーパーまで一緒に行ってくれたりと、ちょっとした手伝いをしてくれる人が欲しい。でもあきらめなげればしようがないか。そう思っているところへ、「おとしようり公社」のパンフレットが送られてきたのだそうだ。「おとしようり公社」というのは、山口さんが住んでいるところの区役所が始めたユニークな試(こころ)みである。一人暮らし老人(ろうじん)の手助けをしたいという若い人を、若者の力(ちから)を借りたいというお年寄りに区役所が紹介するのである。山口さんは早速(さっそく)申し込んだ。そして紹介してもらったのが田川さんだった。二十三歳の田川さんはもともと関西(かんさい)の出身だが、結婚後、御主人の転勤で東京に引っ越してきた。まだ子供もなければ親しい友人(ゆうじん)もいない。そんな田川さんにとって山口さんを訪ねる月曜と木曜の午後は、とても楽しい一時なのである。

「昔の浅草の様子や、戦争(せんそう)で家を焼(や)かれて苦労(くろう)した経験や、御主人との思い出など、山口さんの話を聞いていると、私の知識(ちしき)や経験がいかに少ないかが分かるんですよ。人生の先輩(せんぱい)としていろいろ教えていただいて感謝(かんしゃ)しています」と田川さんは言う。

山口さんと私と田川さん。親類(しんるい)でも何でもいないけれども、ちょうど祖母、母、娘の三世代が集まって、今年の夏は一緒に植木市に行く約束をした。きっと楽しい散歩になるだろうと今から楽しみにしている。



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